本来外向きに生えるはずのまつ毛が内向きに生えてくる逆さまつ毛を手術によって治療する場合に二重まぶたになることがあります。
ここでは逆さまつ毛修正手術の特長とメリット・デメリットについてご紹介します。
逆さまつ毛修正手術の特長について
逆さまつ毛の症状には睫毛乱生と呼ばれる不揃いに生えたまつ毛の一部が内向きに伸びることで角膜に当たってしまうものと、眼瞼内反と呼ばれるまつ毛の生え際が内側を向いていることでまつ毛が内向きに生えるものがあります。
手術によって修正するのは眼瞼内反の場合で、内側を向いてしまっているまぶたの縁を外側に向けるために埋没法または切開法を行います。
埋没法は比較的軽度の場合に行われ、医療用の糸で皮膚を留めることでまつ毛を外側に向けます。
手術前に局所麻酔を行うため手術中の痛みはなく、両目でも施術時間は20 分程度です。
術後に腫れや内出血が出ることは少なく、出たとしても1~2週間で治まります、手術の翌日~3日後にメイクをすることができます。
切開法は症状が重い場合に行われ、まぶたを切開し余分な脂肪や皮膚を取り除いた後で瞼板という組織にまぶたの縁の筋肉を縫い付けることでまつ毛を前向きに修正します。
下まぶたの逆さまつ毛は埋没法では再発率が高いため、ほとんどの場合切開法での治療となります。
施術時間は上まぶた、下まぶたともに60~90分程度で局所麻酔を行うため手術中の痛みはなく入院の必要はありませんが、手術の約1週間後に抜糸を行うため通院が必要です。
また麻酔が切れてから数日間は痛みが続くことがあり、抜糸の際にも痛みを伴います。
メイクは抜糸後から可能となりますが術後の腫れは2週間~1ヶ月ほど続き、傷口が目立たなくなるまでに2ヶ月ほどかかります。
メリット・デメリットについて
逆さまつ毛修正手術のメリットはまつ毛が眼球に当たる不快感を取り除くことができる、痛みや目ヤニ、充血や異物感などの症状の改善、視力低下や炎症などの目のトラブルの予防などがあります。
またまつ毛が前向きになることてアイメイクの仕上がりがきれいになったり、一重だったまぶたが術後二重になることも多いです。
保険適用で手術を行うことも可能ですが、その場合は見た目の仕上がりを希望することはできません。
デメリットは手術には痛みや腫れ、内出血などの副作用があること、仕上がりが想像と違ったり元に戻ってしまうといったリスクが伴うことです。
また術後の目の形や二重のラインが気に入らない場合は、何度も修正手術を行うこともあります。
逆さまつ毛修正手術はまつ毛を前向きにすることが目的ですが、まぶたの仕上がりの希望がある場合には手術前に医師とじっくりカウンセリングすることをおすすめします。
コウショウクリニック
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