美容目的で二重まぶたにするには埋没法や切開法が一般的ですが、眼瞼下垂というまぶたの病気を治療することで二重まぶたになることがあります。
ここでは眼瞼下垂手術の特長とメリット・デメリットについてご紹介します。
眼瞼下垂手術の特長について
眼瞼下垂とはまぶたが下がることによって目を十分に開けることができなくなる病気で、悪化すると視野が狭くなったり頭痛や肩凝りが慢性化したりと日常生活に支障をきたすことがあります。
手術はまぶたを切る方法と切らない方法がありますが、切らない方法は軽度の場合にのみ適用となります。
切る方法の場合は大きな腫れや内出血が1~2週間ほど続き、傷が落ち着くまでに3ヶ月~半年ほどかかります。
重度の症状の場合は目の開きが良くなっても少し戻ることがあります。
また目の開きを良くしたことで完全に目が閉じられなくなったり乾燥がひどくなることがありますが、一時的なもので3ヶ月ほどで落ち着きます。
切らない方法の場合は大きく腫れることは少なく、腫れやむくみがあったとしても1週間もすれば治まります。
手術にかかる費用はクリニックによって異なりますが平均的には切る方法で40 万円前後、切らない方法で20万円前後です。
眼瞼下垂手術のメリット・デメリットについて
眼瞼下垂と診断されて手術をする場合は保険適用となることが多いため手術費用を抑えることができますし、手術の際にまぶたの余分な皮膚を切除することも可能です。
しかし保険適用で行う場合はあくまでも下垂したまぶたの治療が目的ですので仕上がりの希望はできませんし、手術後の二重のラインが気に入らなかったとしても保険で再手術することはできません。
また術後の目の開きや二重のラインに左右差が出たり、腫れが長引く可能性があります。
眼瞼下垂手術を行う際に見た目の仕上がりにも希望がある場合は出費は増えますが自費診療で行うことをおすすめします。