埋没法や切開法は二重まぶたの整形手術として有名ですが、他にも目を大きく見せる効果が期待できる方法として目尻切開があります。
ここでは目尻切開の特長とその効果やリスクについてご紹介します。
目尻切開の特長について
目尻切開とは目尻の皮膚を数mmほど切り横幅を広げることで目を大きく見せることができる手術方法です。
手術の約1週間後に抜糸を行い、その翌日からメイクをすることができます。
術後に目尻の周辺や白目に内出血が起こったり白目がゼリー状に膨らむ(結膜浮腫)ことがありますが、いずれも1週間程度で落ち着きます。
目尻が見えにくい場所であることもあって傷は大抵きれいに治りますので、傷跡が目立つことはほとんどありません。
手術にかかる費用はクリニックによっても異なりますが、平均で20万円前後です。
目尻切開の効果やリスクについて
目尻切開は一般的には効果が得られにくく手術前後での変化が分かりにくいとされています。
その理由として目尻は皮膚に覆われているわけではないため広げたところで変化がない、目尻は正面から見て斜めに存在しているため正面から見たときの変化がないといったことが挙げられます。
目尻を指で引っ張ったときに白目が1.5mm以上見えている場合は効果が出やすいですが、目尻を引っ張っても赤い粘膜がすぐに見えてしまう場合は手術しても白目が見えることはないため効果は少ないです。
二重まぶたや眼瞼下垂などの手術と組み合わせることでより大きな効果を得ることができます。
目尻切開手術での失敗例はほとんどないためリスクも少ないと言えます。
目尻切開手術を行った後に「やらなきゃよかった」と後悔しないためにも、単独で手術したところで得られる効果は少ないことを十分に理解して手術前にじっくりとカウンセリングを行うことが大切です。